甘過ぎる彼氏
「さぁ、貴方達さっさと
やってくださいな。」
「嬢ちゃんすまないねぇ〜
すぐ終わるから
我慢してくれなぁ〜」
藍那の命令で男たちは
ニタニタしながら近づいてきた。
やばいわ・・・
どうしよう・・・
柚希、絢、昇たすけてっ!!
バンっ
扉を破るような大きな音が
した方を見てみると・・・
「結依華っ大丈夫か!!?」
「遅くなってごめんな!!」
三人をはじめとする
沢山の人がいた。
「藍那、もうやめなさい。」
「・・・っ。
お父様!!?」
「結依華ちゃんは
庶民ではなく新山財閥のご令嬢だ。」
「え・・・
嘘でしょう?」
「それでもって柚希くんの
婚約者だ。
お前の入っていける隙間など
ないのだよ。」
「え・・・
じゃぁ、私と柚希の婚約話は
どうなったのですの!!?」
「数年前になくなっている。」
「そんなの認められませんわ!!」
「藍那、いい加減にするんだ。
柚希くんと結依華ちゃんの
婚約話は私が取り付けたんだよ。」
「なぜですの!!?
一度婚約の話をして話が進んで
いましたのにっ!!」