甘過ぎる彼氏
笑いながら昇を見る
藍那のお父様。
話についていけてないの
私だけかしら…?
柚希をチラッと見ると
目があいニコリと笑った。
…かっこよすぎるわ…
私の顔が真っ赤になったのを
見てクスクス笑いながら近ずき
抱きしめ耳元で
「結依華、無事でよっかた。」
といった。
恥ずかしい…
「恥ずかしがってる結依華、
すっごい可愛い。」
「もう…
怖かったんだから…」
安心からか体がまた震え始めた…
「ごめんな…
けど、ほんと無事で良かった…」
「助けてくれただけで嬉しい…」
そう言うとギュッと
抱き締めてくれた。
「柚希…」
感謝の気持ちと
いつも柚希ばかり余裕で
ずるいと思って不意打ちで
キスしたら柚希は驚いて目を
すごく大きく見開いた。
「これだから俺はフィアンセには
敵わないんだよな。」
真っ赤な顔でニッコリ笑う
目の前の方…
かっこよすぎ…
「おい!!
俺、すごくピンチな時に
端の方でイチャイチャ
すんじゃねー!!!」
「昇!!
言葉使い悪いわよ!!」
「すみません…」
藍那に追い掛け回され逃げつつ
言葉使いが悪いことを
お母様に咎められシュンとする
昇を見て皆笑った。