甘過ぎる彼氏
俺は昇が言ったように学園では
橘 柚希じゃなく織田 和樹という名前で
素の顔が分からないように
いろいろと変装して生活している。
変装といってもチャラくしただけだけど。
「まぁ由依華との婚約決まってから
かの有名なプレイボーイ柚希くんが
消えちゃったからねぇ。
由依華の影響力すごいな。」
笑いながら言ってくる。
「だまれ。
昇いい加減プレイボーイ卒業しろよ。」
「柚希が俺をプレイボーイの道へ
導いたんだろーが。笑」
「まぁ、そうだけど。笑」
「てか、なんで由依華のこと
好きなのにプレイボーイなんかに
なってたんだ?」
昇痛いところついてくるなぁ…
「由依華への思いを紛らわすため。
んで、昇こそなんで俺の導きに
ついてきたんだ?笑」