甘過ぎる彼氏
-由依華side
あぁ。
柚希さんかっこよかったぁ…
あっそういえば…
柚希さん同じ学園の制服着てた…
上の学年なのかなぁ…
でも、昇タメ口だったしなぁ…
「由依華様どうされたのですか?
先程から何か考え事を
なさっているようですが…」
心配そうな顔をしながら私の髪を
コテで巻いているのは私専属の侍女の
荒瀬 紗江(アラセ サエ)
「ねぇ紗江。
柚希さんとさっき会ったんだけど…
柚希さん同じ学園の制服着てたの…
あんなにイケメンだったら絶対噂に
なってるから知ってるはずなのに…
って思ってどうしてかしら
って考えてたの。」
「そうでしたか…
たしかにあれほどの美貌の持ち主の柚希様が
噂されたり騒がれたりしていないのは
おかしいですね…」
「だよねぇ…」