甘過ぎる彼氏
「由依華。
会場に行こうか。
ドレスとても似合っているよ…
今すぐ食べちゃいたいくらいだ…」
柚希…
耳元で甘く囁やかないで…////
恥ずかしいから…
「食べちゃいたいって
私達付き合ってないのに…」
「そんな悲しそうな顔をするなよ?
俺は由依華のこと昔から好きだよ…」
「昔から…?」
「そう。
由依華とは小学生から
同じクラスだからね。」
とにっこり笑う彼…
「え…もしかして…
織田くん…?」
「あぁ。
だけどそれは仮の名前。
俺は橘 柚希だ。」
「柚希…
私もっと早く柚希として
会いたかったよぉ…」
「なんでだ?」
微笑みながら聞いてくる柚希。
「だってずっと前から
好きだったんだもん。」
私はそう言いながら抱きついた。
「由依華、ありがとう。」
柚希はそう言いながら強い力で
抱き締めてくれた。