甘過ぎる彼氏
「こちらこそこんな落ち着きのない娘を
フィアンセとしてくれて有り難いよ。
由依華をよろしく頼んだよ。」
「はい。」
「由依華幸せになるのよ?」
「え?なに?
バパとママもう結婚する
みたいな言い方なの?」
「今日から同居するんだから
当たり前じゃないか。」
えっ…
ちょっとそれ私、
聞いてないんですけど!?
「まぁそう言うことよ。
これが新居の鍵よ。
じゃぁまたねぇ。」
笑いながら去っていく私の両親…
「軽いな…」
隣にいる柚希も呆れてますよ!
拓哉さん菜々海さん!
ところで…
「柚希のお父様とお母様って
どこにいらっしゃるの?」
そう私の両親が来てから思ったんだけど
私、柚希の両親に
まだ挨拶してないんだよね。