甘過ぎる彼氏
「織田くん。
知ってると思うけど
私は新山 由依華。
新山昇と双子で昇の妹なんだっ。」
と自己紹介し始めたんだ。
「うん。
5年も同じクラスだから知ってる。」
「だよね。
昇と織田くんって仲良いよね。」
にこにこ笑いながら話す由依華が
可愛いって思ったんだ。
「あぁ。」
「急に話飛ぶんだけど…
私、織田くんと1度
話してみたかったの。」
「どうして?」
どうせ周りの女みたいに
俺の容姿とかにつられてんだろ。
って俺は思ったが、
由依華は全く違うこと言ったんだ。
「織田くんとは5年間
同じクラスだし昇と
とても仲良いから
話してみたいって思ってたの!」
無邪気な笑顔に俺は落ちたんだ。