甘過ぎる彼氏
由依華side
-由依華side
私が試着室入ってすぐに
柚希が誰か知らない女の人と
とても仲良さそうに話しているのが
聞こえてきて…
胸がキュウって締め付けられる
くらい痛くって
試着室から出て服を柚希に
押し付けてアウトレット出た
けど、どーしよう…
家は気まずいし…
実家はわぁーわぁー騒がれるし…
あっ絢に電話してみよ!
「もしもし?
由依華どうしたの?」
「あやぁー。
ヒック…
柚希がぁー…」
「由依華!???
えっ今どこ!???」
「アウトレットの前…」
「じゃぁすぐ行くから待ってて!!」
「うん…」
電話を切って5分も経たない内に
花崎家の車が目の前に止まった。
ガチャ
「由依華大丈夫!?
車に乗って?」
「うん…」
私は絢と一緒に車に乗った。