甘過ぎる彼氏



「いいのよ。

このバカがちゃんと言わなかった

だけだから。

じゃぁ改めて初めまして。

私は橘 柚希の姉の

由紀恵と言います。

よろしくね?」



笑顔で言う由紀恵。

てか、地味に俺のこと

バカって言うなバカって。

まぁ確かにきちんと言わなかった

俺が悪いけど、バカはひでぇ。



「あっ初めまして。

新山 由依華と言います。

こちらこそよろしくお願いします。

由紀恵さんほんとすみませんでした。

私の勘違いに巻き込んでしまって。」



「そんなこと気にしなくていいわよ。」



微笑みながら由依華を宥める由紀恵。



「あっところで柚希?

さっき言ってた話って何?」



今さらそれ言うかよ…



「話ってのは由紀恵が姉だってのを

言おうとしてただけだ。

ハァー。

俺、本気で由依華に嫌われかたと

思って焦った。」



「柚希、ごめんなさい。

嫌いなわけない…

大好き過ぎて嫉妬しちゃった。」



クスッと照れ笑いしながら由依華は言った。

その笑顔ダメだろ…////

可愛すぎる…////


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