甘過ぎる彼氏
「由依華眉を寄せてるけどどうした?
可愛い顔が台無しだぞ?」
眉を下げながら聞いてくる。
柚希可愛い…
けど…
「不安なの。」
「不安?」
「柚希が変装を解いたら女の子達が
柚希にベタベタしないかな…とか
柚希が私から離れて
行ってしまうんじゃないか…とか…
そう思っちゃって…
とても不安で不安でしかたないの。
あっごめんね!
ごちそうさまでした!」
柚希に嫌われるんじゃないかと
言う不安からと柚希から
逃げるために食器を
片付けようと席を立ち上がると
柚希も立ち上がった。
私の方へ来て私を抱き締めた。
一瞬のことだったから驚いた。
そして私の肩に顔をのせ耳元で囁いた。
「俺が由依華、
お前から離れるわけないから。
俺は由依華と一生共にする
って決めてっから。」
はっ恥ずかしい…
「ゆ…柚希…」