あなたへ
時間だけが過ぎていく。
誰かに相談したい。
でも、相談相手なんていない。
名前だってわからない
学年も違うからめったに出会わない
たぶん、あの人だって私を知らないだろう
知っていたとしても、悪い噂かな?
それなら、知られてない方がましかな。
色んなことが、頭を駆け巡る
あの人のことで頭がいっぱいになる。

その日から、毎日苦痛だった学校生活が楽しみになっていった。
いぢめが無くなったわけでもない
先輩からの呼び出しが無くなったわけでもない
ただ、学校に行けばあの人に会える
それが学校に行くための目印にもなった
ひとりぼっちが辛くて泣いた
廊下にでたら、みんなが敵に見えた
すれ違えば、死ねよ、きもいで、うざっと言われて死にたくもなった、死ぬことも考えた。
家族にも見捨てられて居場所がわからなくなった。
それでも、学校はいぢめられる場所では無くなった
あの人に会える場所にかわっていった。

先輩からの呼び出しは無くなった
先輩へ嘘の話を流されていることがわかって誤解だったことに気付いた。
呼び出しをしていた、先輩には「ごめん。」と言われて今までとは違ってメールをするようになったり話すようになったり仲良くなった。
今までとは、考えられない日々だった
それでも学年でのいぢめは続いた
辛かった、学校が怖かった







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