この恋は、絶対に秘密!
「あー眠すぎる……。とりあえず寝かせてください」

「えぇ!?」

「あ……シャワーもベッドも適当に使っていいから……」



ふわぁと欠伸をしながら、右手の甲を額に当て仰向けになり目を閉じる彼。


岬さん……まさか酔ってて思考回路が正常に働かなくて、適当に返事したんじゃないでしょうね!?

明日の朝になって『何でいるの?』みたいなことになったら困るんですけど!


不安になった私はもう一度ちゃんと確認したくて、慌てて彼に近寄る。



「ちょっと、岬さん!?」

「ん……何」



──ひゃぁ……!


掠れた声と眠そうにうっすら開かれて私を見据える瞳が、なんだか色っぽくて思わず言葉を失う。

セクシーな彼の姿にノックアウトされそうだ。


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