この恋は、絶対に秘密!
思わず漏れた甘い声は、ブラを外され岬さんの指先を直に感じるとさらに我慢することは出来なくなった。


とてつもなく恥ずかしいけれど初めて感じる快感に、身体が自分のものじゃないような不思議な感覚に陥る。

素肌が露わになるにつれて、岬さんは指だけじゃなく唇で、舌で身体の隅々を愛撫してくれるから。

まるで氷菓子をゆっくり舌で溶かすかのように、丁寧に。



いつの間にか花火も終わっていて月明かりだけの暗く静かな部屋に、岬さんがネクタイを緩めワイシャツのボタンを外す姿が浮かび上がる。

その姿にも、露わになる程よく筋肉がついたしなやかな身体からも目を背けたいくらいだ。ドキドキしすぎて心臓がもたない。


これからが一番大事な時なのに……。


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