この恋は、絶対に秘密!
「あ~~疲れたぁ~~」



両手をテーブルに付いてうなだれるのは、やっぱり知恵美ちゃん。

一人でお弁当を食べる私の所に何故かいつもやって来てくれる。



「お疲れ様。何かやらかしたみたいだね」

「しくじったわ……私としたことが……」



本当に疲れた様子でのっそりと椅子に座る知恵美ちゃんに、私は苦笑した。



「ここぞとばかりに仕事押し付けるんだもん、あの人!ホント性悪なんだから!」

「元はと言えばミスした知恵美ちゃんが悪いでしょ」

「なにーっ!?もうガリ子はいっつも課長の味方なんだから!」

「正論を言ったまでです」



私のことを“ガリ勉のガリ子”と呼ぶ知恵美ちゃんとのこんな言い合いは日常茶飯事。

でも知恵美ちゃんの男っぽい性格も、気を使わないでくれる所も私は好きだったりする。


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