この恋は、絶対に秘密!
「……じゃあ、カタログお見せしましょうか?事務所にあるので」

「あぁ、頼むよ」



いつもの仕事モードに切り替えながら、私達は倉庫を出た。


でも、さっき岬さんが言おうとしたのはきっと折りのことなんかじゃなかったはず……

私は何故かそう思った。


何を言いたかったのかはわからないけれど、また気になることが増えちゃったな……。



結局、私の中から岬さんへの想いを消すことなんて出来ない。

少し身体が近付いたくらいでこんなにドキドキしてしまうし……

毎日顔を合わせている限り、意識しないなんてことは不可能なのだ。



──ごめんなさい、岬さん。

まだ私は、あなたのことが好きで好きでたまらないみたいです。








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