ラブソングを君に
音弥は、私がピカピカの小学1年生になったころ、隣の家に越してきた。


『はじめまして、ねねです!』

『ぼくおとやです!よろしく、ねねちゃん!』


小さい頃からキラキラしてた音弥は、小学校ですぐにモテモテになった。

よく靴箱にピンクの封筒が入っていたのを覚えている。


中学になっても、それは変わらなかった。

むしろ、もっとキラキラが増していたように思う。


家が隣だから、という理由だけでいじめの対象にされた時期もあり、

カッコイイ幼馴染の音弥は、だんだん私の中で不幸を呼ぶ悪魔になっていった。


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