不誠実な恋
李 美雨
傷付けられたとは思ってはいない。
寧ろ傷付けた、と。
それでもこの手を離さないでいてくれるから、あたしが背負う罪も少しは軽くなるというもので。
何かを犠牲にしなければ掴めない幸せだったのだとすれば、その犠牲は致し方ないものだったのかもしれれない。
そんな自己中心的で蔑まれるような想いが、今のあたしの全て。
寧ろ傷付けた、と。
それでもこの手を離さないでいてくれるから、あたしが背負う罪も少しは軽くなるというもので。
何かを犠牲にしなければ掴めない幸せだったのだとすれば、その犠牲は致し方ないものだったのかもしれれない。
そんな自己中心的で蔑まれるような想いが、今のあたしの全て。