恋はいつでも『マシンガン』ですから!!
教室に戻る途中の道で、
委員会の仕事を終えた瑞樹ちゃんと出会った。

「あ、お疲れ様」
笑いながら瑞樹ちゃんは私の隣にやってきた。
「そちらこそお疲れ様です」
「っていうかさー。健ちゃんがあんな大声だしたの久しぶりに見た」
瑞樹ちゃんくすくす笑いながら言った。
すると健ちゃんは、
「誰かさんが訳の分からんこと叫ぶからですよー」
と嫌味ったらしく言った。
「すいませんねぇ。
 健ちゃんとイチャイチャとか……。嬉しかったんだもん♪」
「もっと言い方変えれば可愛いのにね」
瑞樹ちゃんの言葉に健ちゃんも軽く頷いた。
「えぇ。なんでー」
「なんかお前の言い方って親父臭いんだよ」

親父臭いって。

「花も恥じらうあれにそんな……」
「ほら親父臭い」
すかさずツッコミを入れる健ちゃん。
「花も恥じらう『あれ』は無いわぁ」
瑞樹ちゃんが目に涙を浮かべて笑った。


「あ、あのね……」
さっきまで笑ってた瑞樹ちゃんが、
急に乙女チックな雰囲気を出し始めた。
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