恋はいつでも『マシンガン』ですから!!
少し歩いて、ふと寂しくなった。
なんでバラバラに歩いてるんだろう。
後ろを振り向くと、少し離れたところに健ちゃんの背中が見えたので、
小走りをして追いかけた。

「わっ!!」
後ろから大きな声を出すと、健ちゃんが振り向いて
「……なにやってんだよ」
と言った。
「寂しくなったので帰ってまいりました」
「あぁ……だろうと思った」
呆れ顔をしながら、健ちゃんは『行くぞ』と手で合図をした。
「わーい」
思わず笑顔になった。
教室までの道を二人で歩く。
それはそれは幸せな時間だった。
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