恋はいつでも『マシンガン』ですから!!
クラスメイトの話が一段落すると、
私は瑞樹ちゃんのもとに小走りで駆け寄った。
「瑞樹ちゃん」
「なに?」
なんだか瑞樹ちゃんが3年前みたいな、
ほわほわの雰囲気に戻ってる気がする。
「康太と話さないの?」
「うーん。デートのときにいっぱい話そうと思って」
ふふ、と小さく笑う瑞樹ちゃん。
え?なんでそんなに乙女になってるの?
「そっかぁ。ホテルに連れてかれないように気をつけてね!」
私も微笑みながらそう返すと、背後に何か殺気を感じた。
「ちょっと君ぃ?どういうことかな?」
振り返ると、そこには鬼の形相の康太さんがいた。
「あ、あら?」
「ホテルなんて連れてかねぇよ」
「じゃあどこ行くの?」
「楽しいところ」
康太はそれだけ言って、視線を瑞樹ちゃんに向けた。