【完】ベストフレンド ‐武蔵野 健吾‐
【 ちなみに彼女の名前、黄瀬 歩美(キセ アユミ)。
聞いて驚け、婿養子になっても俺はやっぱり黄龍だぜ!!(笑)
あ、『ヤラセ』とか言うのナシな。 俺、マジで歩美のこと愛してるから。 】
……マジかよ。
【 どんだけお前は『黄』に縁があるんだ(笑) 】
【 縁ていうか、運命だからな!!
俺さー、今 幸せすぎて死にそう。 いや、死なねーけどな(笑) 】
……相変わらずだなぁ。
でも、『運命』か。
マジで、お前はすげーよ。
お前が言った『四聖獣』はいまだにみんなに呼ばれ続けていて、お前はお前で、ぶれることなく『黄龍』で居続けてる。
お前はやっぱり、四聖獣の中心的存在だ。
少なくとも俺を導いてくれたのは、確かにお前なんだ。
「ねぇ健ちゃーん、みんなの写真取ってさー信吾に送ってやろうよ」
「おー」
大雅に促され、みんなが俺を中心に体を寄せる。