キスから始まらない恋。
なんてこと!!
ちょっと嬉しいとか思っちまっただろ――!!
私のバカ!バカ!
「おはよ」
自分の頭を殴っている変人に、声をかけた人。
周りには、たくさんの美人さん達。
「あ、おはよう」
ヒソヒソ…
『なんてなれなれしいの』
『ね―』
うぅ…怖いよぉ。
しかも皆さん美人ですから、睨んでても絵になってるんですよ――。
「お、おはよう…ございます」
「これから、よろしくね」
ニコッ
……ん?
なんか、今すごい違和感があった。