さよなら大好きだったよ。
「北川!今日巧が一緒に帰ろうって!」

「・・・・・・へ?」


今、あたしはきっとものすごく変な顔なんだろう。

目の前にいる友達の言葉が信じられない。


「校門で待ってるからって!」

ニコニコと笑顔で言うのは、あたしの幼なじみの夏樹。

男らしくなくてヘラヘラしてるのが特徴だ。


そして、あたしが驚いてる訳は――――――



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