double face~裏と表の顔~
なんで林檎あんなこと知ってるんだ…
『うちのクラスの男子がスパイらしきな人見たんだって!!』
うちのクラス?
男子?
誰だろう…検討も付かない。
「凛?聞いてたぁ~?」
「う…うん」
「嘘だ!もう、だからあの時ね……………」
凛は林檎の2歩後ろを歩いていた
林檎の背中は手が届く距離なのに近くなのに届かない
「…………林檎……」
「ん?呼んだ凛?」
林檎は振り返って凛に笑顔を見せた
その笑顔は綺麗だった