俺様×優等生‐2人のセンパイ‐
「あー、いたいたー」

その時に背後からそう呼ばれる。

「ふふー。後ろから見たら本当のカップルさんみたいだよー」

魅那さんのそんな声。

「え、そんな。からかわないでくださいよぉ」

隣の湊さんの言葉に激しく頷く俺。


ちらっとその横顔を見ると、真っ赤になってる。

「2人して何顔赤くしてんだよ」

・・・・・・どうやら自分もそうなっているらしい。

そして、そうはっきり言われて気付く。

湊さんの事やっぱり意識してるって。

でも、それを自分で認めたくはない。

だって、もう二度とあんな思いしたくないから。

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