俺様×優等生‐2人のセンパイ‐
「うっせー」

散々文句を言いながらも、スラスラと方程式を書き上げていく兄さん。

俺阪崎李苑と、今黒板の前に立っている紫苑は兄弟。

正真正銘のね。

「ほー、確かに言うだけあって、馬鹿じゃないな。正解だ」

兄さんの書き上げた方程式にそう言う先生。

「そりゃどーも」

さすがに2年目になると、ある程度できるのは先生もクラスの皆もわかってるから兄さんをか
らかってるんじゃないかってたまに思う。

ただ、先生の言動は教師にあるまじき言動だよなぁ・・・・・・。

一種のパワハラじゃないかと思う。

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