その恋、取扱い注意!
歩きながらバッグの中からスマホを取り出し画面を見る。
不在着信が数えられないくらい入っていた。
えっ?
慌ててスライドさせて誰なのかを確認すると、すべて湊から。
どうしたんだろう。
湊に電話をかけようとした時、再び画面に湊の文字が浮かび上がった。
「も、もしもし」
『ミミ! どこにいる?』
焦るような湊の声がした。
いつも冷静な湊からは想像できない声。
「家に向かっているの。今商店街を抜けるところ。どうしたの?」
『どうしたのって……まあいい。今、車でそっちに向かっているんだ。家の前で拾うから』
「拾う? こんな時間に?」
それほど遅いわけではないけれど、もうすぐ午後10時。
話しがあるのだろうけれど、こんな時間じゃないとだめなのか?
『そうだよ。話がある』
「う、うん。じゃあまた後でね」
家の前で拾うって言うからには、もう近くまで来ているのだろう。
最近、湊に会う率が高いな。
不在着信が数えられないくらい入っていた。
えっ?
慌ててスライドさせて誰なのかを確認すると、すべて湊から。
どうしたんだろう。
湊に電話をかけようとした時、再び画面に湊の文字が浮かび上がった。
「も、もしもし」
『ミミ! どこにいる?』
焦るような湊の声がした。
いつも冷静な湊からは想像できない声。
「家に向かっているの。今商店街を抜けるところ。どうしたの?」
『どうしたのって……まあいい。今、車でそっちに向かっているんだ。家の前で拾うから』
「拾う? こんな時間に?」
それほど遅いわけではないけれど、もうすぐ午後10時。
話しがあるのだろうけれど、こんな時間じゃないとだめなのか?
『そうだよ。話がある』
「う、うん。じゃあまた後でね」
家の前で拾うって言うからには、もう近くまで来ているのだろう。
最近、湊に会う率が高いな。