その恋、取扱い注意!
湊の愛車に乗り込み、自宅へ向かった。
高速道路を下りて、自宅に近づいてくると緊張してきた。
エアコンが点いているのに、手にじわっと汗が。
バッグからハンカチを取り出す。
「暑い?」
湊はタッチパネルで調整画面を出す。
「少し……緊張してきちゃった」
タッチパネルをいじる湊の手が私の髪に伸びる。
それからふんわり撫でられた。
「俺に任せておけ」
「……うん」
ひとつしか違わないのに、湊が頼もしく見える。
車は大通りを外れ、あと5分ほどで自宅というところで湊が急停車した。
「湊? どうしたの?」
「鍵かけて待ってろ」
そう言うと、湊はシートベルトを乱暴に外して車から出てしまった。
「湊っ!」
いきなり車から下りて走る湊を、車の中から目で追っていく。
湊の先に、誰かが走っているのが見えた。
高速道路を下りて、自宅に近づいてくると緊張してきた。
エアコンが点いているのに、手にじわっと汗が。
バッグからハンカチを取り出す。
「暑い?」
湊はタッチパネルで調整画面を出す。
「少し……緊張してきちゃった」
タッチパネルをいじる湊の手が私の髪に伸びる。
それからふんわり撫でられた。
「俺に任せておけ」
「……うん」
ひとつしか違わないのに、湊が頼もしく見える。
車は大通りを外れ、あと5分ほどで自宅というところで湊が急停車した。
「湊? どうしたの?」
「鍵かけて待ってろ」
そう言うと、湊はシートベルトを乱暴に外して車から出てしまった。
「湊っ!」
いきなり車から下りて走る湊を、車の中から目で追っていく。
湊の先に、誰かが走っているのが見えた。