その恋、取扱い注意!
制服のない営業部の松下さんは、更衣室に用はないはずなのに、どうして……?
松下さんの視線が、私の頭からつま先までなぞる様に動く。
「あの……なにか……?」
松下さんの視線に姿を隠したくなる。
「貴方みたいな子がどうしてかしらって、見ていたの」
きつい眼差しで私の顔を見ると、フフンと笑って松下さんは出て行った。
言いたかったのってそれだけ? 感じ悪い。でも、松下さんは傷ついているんだろうな。これくらいの嫌味なんでもない。我慢しなくちゃ。
ポカンと開いた口元を引き結んだ時、更衣室のドアが開いた。
久我さんだった。
「おはよう。安西さん、突っ立ってどうしたの? 松下さんとすれ違ったけれど何か言われたの?」
心配そうに眉尻を下げて聞かれる。
「ううん。何でもないよ」
涼しそうなレース素材のブラウスとパンツ姿は、雑誌に載るモデルみたいにスタイリッシュで素敵だ。
「先行ってるね」
私はロッカーに鍵を掛けると、更衣室を出た。
松下さんの視線が、私の頭からつま先までなぞる様に動く。
「あの……なにか……?」
松下さんの視線に姿を隠したくなる。
「貴方みたいな子がどうしてかしらって、見ていたの」
きつい眼差しで私の顔を見ると、フフンと笑って松下さんは出て行った。
言いたかったのってそれだけ? 感じ悪い。でも、松下さんは傷ついているんだろうな。これくらいの嫌味なんでもない。我慢しなくちゃ。
ポカンと開いた口元を引き結んだ時、更衣室のドアが開いた。
久我さんだった。
「おはよう。安西さん、突っ立ってどうしたの? 松下さんとすれ違ったけれど何か言われたの?」
心配そうに眉尻を下げて聞かれる。
「ううん。何でもないよ」
涼しそうなレース素材のブラウスとパンツ姿は、雑誌に載るモデルみたいにスタイリッシュで素敵だ。
「先行ってるね」
私はロッカーに鍵を掛けると、更衣室を出た。