その恋、取扱い注意!
「わ、わかるわよ! ちゃんと服着てるもん!」

「お前、バカだな。さすが処女。やった後に元通りに着させたかもしれないだろ」

「湊っ!」

処女とからかったせいか、ミミは手元の枕をブン投げようとした。

「おっと!」

持ち前の反射神経の良さで、ミミの手をつかまえるとそのまま押し倒す。

「ちょっと! 湊っ! どいてよ!」

両腕をシーツに押しつけると、ミミが真剣な表情で怒る。

「ミミ、俺溜まってるんだ」

「溜まってるってなにがよ?」

溜まっている……意味が分からないらしい。

「もちろんあれに決まっているだろ」

さくらんぼ色をした唇を奪いたくなり、顔を近づける。

「だからっ、あれってなに?」

そう口にしてからハッと気づいたミミは足をバタつかせ、危うく股間にヒットを食らわせられそうになる。

「っ! 湊のばかぁっ!」

「うわっと、本当にお前ってバカ力だな」

度が過ぎると、嫌われそうだ。

「湊、からかわないで」

ミミは起き上がり、俺を睨みつける。

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