その恋、取扱い注意!
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化粧室でパウダーと、リップグロスを塗り直して出ると、お母さんたちにばったり出くわす。お母さんたちというのは、私の母と湊のお母さん。つまり私の義理の母。家がお隣りだし、親戚なのでご夫婦で出席してくれている。
「あら、ここにいたの。あと5分ほどで披露宴始まるわよ」
黒留袖を着たお母さん。この日のためにダイエットをしていたようだけれど、私がいなくなってから、なんとなく食べてしまいダイエットは成功しなかったようだ。それに比べて義母はスタイルがいい。ラメを散りばめたミッドナイトブルーのフォーマルスーツが良く似合っている。
「ちょっとお化粧を直していたの」
「主役の美加ちゃんもきれいだけれど、今日のミミちゃんも負けずにきれいよ」
義母がにっこり微笑んで褒めてくれる。
「ふたりの結婚式も楽しみね」
「まだ2年もあるなんてねぇ。早く2年経ってほしいわね」
お姉ちゃんの披露宴がもうすぐだと言うのに、お母さんたちは2年後の結婚式の話が止まらなくなりそうだった。
化粧室でパウダーと、リップグロスを塗り直して出ると、お母さんたちにばったり出くわす。お母さんたちというのは、私の母と湊のお母さん。つまり私の義理の母。家がお隣りだし、親戚なのでご夫婦で出席してくれている。
「あら、ここにいたの。あと5分ほどで披露宴始まるわよ」
黒留袖を着たお母さん。この日のためにダイエットをしていたようだけれど、私がいなくなってから、なんとなく食べてしまいダイエットは成功しなかったようだ。それに比べて義母はスタイルがいい。ラメを散りばめたミッドナイトブルーのフォーマルスーツが良く似合っている。
「ちょっとお化粧を直していたの」
「主役の美加ちゃんもきれいだけれど、今日のミミちゃんも負けずにきれいよ」
義母がにっこり微笑んで褒めてくれる。
「ふたりの結婚式も楽しみね」
「まだ2年もあるなんてねぇ。早く2年経ってほしいわね」
お姉ちゃんの披露宴がもうすぐだと言うのに、お母さんたちは2年後の結婚式の話が止まらなくなりそうだった。