その恋、取扱い注意!
「ぼんやりしていたのは?」
「2年後の私たちの結婚式のことを考えていたの。ウエディングドレスはどんなのがいいとか、ベールとか……湊の衣装は……って」
話していくうちに、湊の顔が明るくなっていく。
「やっぱり楽しみなんだ?」
「それはそうだよ。お姉ちゃんの結婚式と自分のをちょっと重ね合わせていただけなの」
「それを聞いて安心した」
「私が愛しているのは湊しかいないの」
「ミミ……愛している」
抱き寄せられて、唇が重なる。
熱いキスを受けて、唇が離れた時、私の息は上がる寸前だった。
「っは……でも、湊に嫉妬されるのは良い気分」
「はあ? もっと嫉妬されたいって? そんな気が起こらないようにヘトヘトとになるまで今夜は寝かさないからな」
「えっ……そんなぁ」
「俺に愛されたくないって?」
顔をグイッと近づけて、不敵な視線を送ってくる湊。
こういう時の湊は更に素敵で逆らえない。
「ううん。たくさん愛してほしい」
「そうだろ? さ、帰ろう」
湊は私の手をぎゅっと握ると、今来た道を引き返した。
END 2013.6.17 若菜モモ
あとがきは次のページです。
「2年後の私たちの結婚式のことを考えていたの。ウエディングドレスはどんなのがいいとか、ベールとか……湊の衣装は……って」
話していくうちに、湊の顔が明るくなっていく。
「やっぱり楽しみなんだ?」
「それはそうだよ。お姉ちゃんの結婚式と自分のをちょっと重ね合わせていただけなの」
「それを聞いて安心した」
「私が愛しているのは湊しかいないの」
「ミミ……愛している」
抱き寄せられて、唇が重なる。
熱いキスを受けて、唇が離れた時、私の息は上がる寸前だった。
「っは……でも、湊に嫉妬されるのは良い気分」
「はあ? もっと嫉妬されたいって? そんな気が起こらないようにヘトヘトとになるまで今夜は寝かさないからな」
「えっ……そんなぁ」
「俺に愛されたくないって?」
顔をグイッと近づけて、不敵な視線を送ってくる湊。
こういう時の湊は更に素敵で逆らえない。
「ううん。たくさん愛してほしい」
「そうだろ? さ、帰ろう」
湊は私の手をぎゅっと握ると、今来た道を引き返した。
END 2013.6.17 若菜モモ
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