その恋、取扱い注意!
助手席に座ると、革の匂いと湊のアクアマリン系の香水の香りに包まれた。
まだ25才なのにBMWに乗って生意気な奴。
外資系のトレーダーってそんなに高給取りなのか。
まあ、外資系ってどこでもお給料良さそうだからね。
それに湊は超難関大学卒。私立の女子大卒の私と比較になんないわ。
私のお給料なんて、洋服代とお昼代、少しの貯金で消えちゃうんだから。
湊は手慣れた運転で近くのカフェに向かっている。
昔からある……昔はカフェじゃなくて、喫茶店だったけど。
「はい。着いたよ。大人しく外に出ろよ」
空いている駐車スペースに車を停めてから、私に向き直り言うと湊は外に出た。
「一言、余計なんだよね」
小さく溜息をついて外へ出た。
窓際の席に座り、コーヒーをオーダーすると湊がまじまじと見てくる。
「また髪切った?」
湊に指摘され、私の手が無意識に髪に行く。
「おとといね」
「ミミの長い髪、ずっと見てないな。先輩と別れて、切ってからかな」
いっ! いきなりなにを昔の話をしているのっ!
しかも、ほんの数ヶ月付き合っただけの話を……。
う~ん。今日の湊はなにを考えているのかわからない。
まだ25才なのにBMWに乗って生意気な奴。
外資系のトレーダーってそんなに高給取りなのか。
まあ、外資系ってどこでもお給料良さそうだからね。
それに湊は超難関大学卒。私立の女子大卒の私と比較になんないわ。
私のお給料なんて、洋服代とお昼代、少しの貯金で消えちゃうんだから。
湊は手慣れた運転で近くのカフェに向かっている。
昔からある……昔はカフェじゃなくて、喫茶店だったけど。
「はい。着いたよ。大人しく外に出ろよ」
空いている駐車スペースに車を停めてから、私に向き直り言うと湊は外に出た。
「一言、余計なんだよね」
小さく溜息をついて外へ出た。
窓際の席に座り、コーヒーをオーダーすると湊がまじまじと見てくる。
「また髪切った?」
湊に指摘され、私の手が無意識に髪に行く。
「おとといね」
「ミミの長い髪、ずっと見てないな。先輩と別れて、切ってからかな」
いっ! いきなりなにを昔の話をしているのっ!
しかも、ほんの数ヶ月付き合っただけの話を……。
う~ん。今日の湊はなにを考えているのかわからない。