振り向き際に
せめて、せめて今日は

君を傍に感じたい

おんなじ空間にいるっていう

そんな自己満足な感覚に

堕ちていたい

「行かなくちゃ。ありがとね」

和羽

「見送りは来ないでね。泣いちゃうから(笑)」

待って。

「じゃあ…ばいばい。」

「和羽っ…!」


「大きな声出さないでよ(笑)」

「和羽、まって…」


君の後ろ姿

俺んちの玄関からでた

後ろ姿

「好きだよ!!ずっと!」

閉まるドアの隙間から見えたのは

君が上げて振った手でした
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