黒猫*友愛エトセトラ
「ダイスケくーん?みんなと一緒に遊ぼう?楽しいよぉ?」
部屋にこもって外に出ないどころか、誰とも口をきかない俺に、
担任のユリコ先生も、さすがに困り果ててたっけ。
でも……
「イヤ…なのね?」
無言で首を振る俺に、それ以上は何も言ってこなかった。
そんな日々がしばらく続いた、ある日のこと。
いつものように、部屋の隅で1人で遊んでいた俺に、
「ねぇ、」
近づいてきた“誰か”。
「くろいのとしろいの、どっちがすき?」