君と僕の紙ヒコーキ
そのまま引っ張られるように、集合場所の中庭へと辿り着いた。
「おー、滝川か。悪かったな、部活休ませちまって。今年は体験入学者が多くてな、人が足りんかったんだわ。」
「いいですよ、部活はまた明日すれば。」
「おー。で、お前何番だ?」
和やかな雰囲気で先輩が先生と話してる。
「46です。」
「じゃあもうすぐ来るから46の番号付けた子たちの案内頼むな。」
「はい。」
先輩と一緒に待つこと15分。
体験入学者の子たちが説明会を終えてやってきた。