奇跡の恋


「お母さん…そろそろ大阪行く日が近づいて来たけど大丈夫?準備できた?」


「なーちゃん(家族は私のことをこう呼ぶ)準備も何も…彼に会えると思うと最近寝れなくて…どうしよう、母さんもうっ心臓ドキドキしてくるわ、これって夢なんじゃないかしらって今だに信じれないんよ…どうしよう」



「今更何言ってんの…特別招待なんてされちゃってしまうからでしょ…結局姉ちゃんと私まで巻き込んでしまってさぁ…いい迷惑だわぁぁ…仕事まで休ませて…そんなに会いたいわけ?私にはさっぱりわかりませんけど」



そう言いながらもやがてその日がやってきたのだった。
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop