秘密の同居人~同居人は小悪魔系甘えん坊男子で二重人格!?~
第一話
お邪魔します
別の意味で開いた口がふさがらない。
苺は目の前にある建物を見てまさにそんな状態になっていた。
「何…この家」
その家は、謎解きはディナーのあとでに出てきそうな豪邸だった。
苺は引きずってきたキャリーバッグの持ち手を持ち直し、豪邸の門に近寄った。
インターホンを押す。
「はい」
応答したのは女声だった。
「香坂苺です」
< 1 / 281 >