秘密の同居人~同居人は小悪魔系甘えん坊男子で二重人格!?~
龍二の言葉に驚いて、苺は龍二を見つめたまま、首を傾げた。
「え?」
「いやぁー、助かった。好きとか言われたら、なんて言えばいいかわからないしな。それに俺…」
そこで龍二が言葉を切る。
苺は息を呑んだ。
「好きな女いるし」
ドクンッ
別に好きでもない相手なのに、そんなことを言われると胸が苦しくなる。
苺は俯いた。
「なんだよ。オマエ、俺のこと好きじゃないんだろ?そんな顔すんなよ」