俺は恋なんてしねぇ!
たかが名前だぞ?
どっちでもいいことに
時間をとらされてイライラ
し始めてきた
「……まぁ、どっちでもいっか!
いいよね…?」
うおい!こいつ俺を待たせといて結果どっちでもいいだぁ?
ふざけんのもいい加減にしろっつーんだよ
「っち、んどくせぇ
悠希でいいから」
吐き捨てるようにその場から
去った
「じゃ、じゃあ
悠希くんってよぶねっ!」
振り返ってみると
あいつはピョンピョン跳ねて
一生懸命手をふってた
「変な奴」
俺はそのまま教室に帰った