『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
今日も職員会議で遅くまで学校に残っていた。
時計を見ると、9時をまわっている。
「はらへった~・・・」
キャンプを明後日に控え、2年を担当する先生ほとんどが学校に残っている。
教師って大変だなぁ、なんて思う。
すると、俺の気持ちを知ってか知らずか・・・
ピロリン♪とショートメールを通知する音が鳴った。
たまたま携帯を見ていた俺は、ショートメールを開く。
母さんかな?
ショートメールなんて、母さんくらいしか思い浮かばない。
俺は、送った相手を見て思わず携帯を落とす。
「う・・・うそだろぉ~・・」