『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
☆…第5章…☆
潮風キャンプ
あの日・・・相川に思いを告げてから数日が経過した。
あの日以来、俺は毎日が楽しくてたまらない。
学校に行けば、あいつに会える。
それだけで、俺はドキドキするんだ。
そして、いよいよ今日から1泊2日のキャンプが始まる。
「おはよ。起きた?」
朝、俺は愛しい彼女に電話を掛ける。
「当たりまえ~起きてるよぉ」
なんて言う相川だけど、声は思いっきり寝起き。
かわいいやつ。
「今日は集合時間が少し早いからな?遅刻すんなよぉ」
俺はそう言って電話を切った。