『リナリア』~生徒に恋した体育教師~






「うまく切れてるな、相川」




俺はそう言って、相川たちの班から離れた。






そして飯盒炊飯開始から、1時間が経過。






どの班からも食欲を誘う、カレーの良い匂いがただよう。





俺は、斉藤率いる男子5人チームの班で食べることになった。




というのも・・・




ここ数日、いろんなクラスの女子生徒から、自分の班で食べてほしいと言われて・・班を決めかねていた俺。






困っていた俺を見かねた村上先生の提案で、自分のクラスの男子生徒の班で食べることになった。







「お前ら・・味は確かなんだろうな~???俺は数ある班の中からお前たちを選んだんだぞ~?頼むから俺を病院送りにさせないでくれよ(笑)」









俺の冗談に、生徒たちは笑いながらも全力で否定する。














< 132 / 265 >

この作品をシェア

pagetop