『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「こ、告白したの、お前・・・」
「そう。俺も男だからさ!いつまでもウジウジしたくなくて。それで思い切って昼休みに呼び出して、好きだって言った」
「そ、そうなんだぁ・・」
完全にしどろもどろな俺。
「うん。でも考える時間もなく、そっこーでフラれちゃった。ごめんなさいって、すごくすごく好きな人がるからって・・・。あ~~もう俺、あの場で泣いちゃおうかと思ったよ」
「そっか。泣かなかったんだな、えらいじゃんか」
俺は、そんなことしか言えなかった。
「ホントに泣くわけないじゃん(笑)でもそれくらい辛かったけどね。フラれて分かった、俺こんなに好きだったんだって。俺、諦めなくてもいいよね?先生」
「え・・・?」
俺に・・・・・答えを求めるの?
俺がもし、NOと言ったら、お前は妃菜を諦めてくれるのか・・・・?