『リナリア』~生徒に恋した体育教師~





「あ、うん。大丈夫だよ。」



なんて、面白くない返事。






《そっか。良かった。》




なんかあった・・・よな、やっぱり。




「どした、妃菜?俺に何か話ある?」





ホントは俺があるんだけど・・・弱い俺はこういう言い方しかできなかった。







《うん・・あるよ。先生もあるでしょ?会って・・話せないかな》






先生もあるでしょ?っていう言葉に心臓がドキッとした。






「おう・・そうだな。もう少し暗くなったら、お前の家行くよ。またその時は連絡するから」




《わかった。待ってるね》





俺はそう言って、電話を切った。











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