『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「ううん。そんなの当たり前だもん。ちゃんと断ったよ、私には先生っていう、とってもとっても大好きな人がいるから・・・」
「妃菜・・・・」
嬉しくて、妃菜に触れようとした時だった。
「でも・・・・・・・先生は違うんだよね・・・・??」
ドクン・・・・・・
心臓が激しく鳴った。
それ、どういう事・・・・・・・
「どういう意味、それ・・・」
「ごめんね。聞いちゃった。斉藤君との話・・・」
え・・・・・。
あの話を、聞いた・・・???