『リナリア』~生徒に恋した体育教師~







俺は彼女のせいで、村上先生に相談したいことも出来ないまま・・・時間だけが過ぎる。





気付けば、ここに来てから2時間が経過しようとしていた。




なんか俺たちの会話を聞かれているような気がして・・話すに話せない。






「ごめんね、他のとこにすれば良かったね・・」




村上先生が申し訳なさそうに言った。




「いやいや、先生が謝ることないっすよ」





「いや、でもさ・・・。次行こうか」





村上先生はそう言って、店を出る準備を始めた。




「そうっすね。すいません、気を使わせてしまって」




俺はお金を払おうと、レジへ向かった。





「あの、穂波さん・・・・・!!」





後ろから俺は声を掛けられた。











< 179 / 265 >

この作品をシェア

pagetop