『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「もうちょっと、一緒にいたいな」
妃菜がそんな可愛いことを言うもんだから、俺たちは手をつないで近くの公園へ移動した。
公園のベンチに座る。
「風が少し冷たいね・・」
妃菜はそう言って、夜風でなびく髪を押さえた。
ちょ・・・・妃菜・・・?
妃菜を改めて見ると、短すぎるだろって感じのショートパンツに、胸元が大きく開いたタンクトップ姿だ。
ちょっと、待ってよ・・・・・。
なんだ、こいつの格好!!!!!
男としては嬉しい・・・・なんて思ってしまった俺を、心の中で殴った。
「せんせ・・・・・???」
妃菜は上目使いで俺を見る。
うわうわうわうわ・・・・///////
やべ、俺なに意識してんの・・・・。
「な、なんだよ~!」
俺は照れ隠しで、妃菜の顔をつねる。