『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
俺がそう言うと、妃菜は安心したようにニコっと笑った。
「うん!!!ありがと、せんせ!私、先生に似合う女性になりたい。もっとキレイになって、お似合いだねって言われたいんだ!」
「そか。でも、俺はそのままでも十分可愛いと思うんだけど?」
「可愛いじゃダメなんだよ~!キレイにならなきゃ、先生に似合わないもん。私、世界中の女の人を敵に回しちゃったしさぁ」
そう言って妃菜はうつむいた。
俺は、妃菜の頭に手を乗せた。
こいつ・・・・どこまで可愛いんだよ~!!!?
妃菜の髪をくしゃくしゃってした。
「せんせぇ~やめてよ~?!」
「だってお前、可愛すぎ!俺は、お前が思っているより全然モテないからっ。だから、背伸びはしなくていいから、な??今は可愛い妃菜のままで十分だよ」
「ほんとに・・?ありがとう、先生!だぁいすき!」
またまた可愛い笑顔を俺に向けてくれた。