『リナリア』~生徒に恋した体育教師~
「あ、はぁ。まぁ、俺緊張しやすいんで」
これ以上会話が続くとめんどくさい事になる・・・そう思って、その場から離れようとしたけどもう遅かった。
「あたしも緊張しやすいんですよ~!気が合いますねっ!!」
気が付けば、4・5人の女の先生が俺を囲んでいた。
やべ・・・どうしよ・・・。
抜けられないし。
これは困った。
こういう時、男性の先生からの目線が怖い。
「穂波先生~、ちょっと確認したい事あるからこっち来て~!」
少し離れたところで、俺を呼ぶ声。
それは俺の大好きな人だった。
「村上先生!!!何ですか!?今すぐ行きます!!」
俺は、先生たちの間を抜けて、村上先生の所へ急いだ。
ほんと神様みたいな人だよ・・・・。